料理には欠かせることのできない「お酢」。
「お酢」は掃除でも大活躍!自然に優しい素材を使用した掃除法として、ナチュラルクリーニングと呼ばれています。
ペットや小さいお子さんがいらっしゃる家庭でも安心して使えますね。
酸性であるお酢には殺菌効果・消臭効果があり、様々な場所で使えます。
掃除にお酢を使うときの基本は、お酢1:水5の割合ですが頑固な汚れの場合は、お酢1:水1~2の割合で作って見ましょう。
これをスプレーボトルに入れ、汚れた部分にシュッと吹き付けふき取ればOK。
さらにお酢は美容グッズとして、髪やお肌のお手入れにも使えるんです。
お酢、最強ですね!
コストパフォーマンスが良いのもうれしい限り。
賞味期限が切れてしまったお酢の活用法としてもおススメです。
一般的な「お酢」は6種類
バルサミコ酢
バルサミコ酢はぶどうを原料としたお酢で、濃縮した果汁を木樽に入れ長時間熟成させる伝統的な製法で作られます。
熟成期間が短いもので3~5年、長いものでは20年以上熟成させたものもあり、熟成期間が長くなればなるほど味わいがまろやかになるとされているんです。
バルサミコ酢は生でも食べることができますが、火を通して酸味を飛ばすと熟成することで生まれた深みや甘みが強調されとても薫り高くなります。
試してみる価値ありですよ。
リンゴ酢
リンゴ酢とは、リンゴのしぼり汁を原料としたお酢です。
日本では穀物酢がメジャーですが、世界的に広く親しまれているのはこのリンゴ酢で、特にアメリカでは最も一般的なお酢なんですよ。
健康や美容、そして疲労回復効果も高いとされています。
米酢や穀物酢と比較すると甘みがあって飲みやすいのが特徴です。
他のお酢に比べると甘みがあって、酸味が少なく、爽やかな味であるという特徴があります。
その特徴を利用してドレッシング・マリネなどの使い方に加え、ソーダ割りなど飲み物としても使いやすいですよ。
ワインビネガー
ワインビネガーとは果実酢の一種で、ぶどうから作られていて、使うぶどうの種類によって赤ワインビネガー、白ワインビネガーがあります。
ぶどうを原料にしているので香りがよく、そのままでも飲みやすいです。
また、糖質が少なくカロリーが控えめなのでヘルシーなお酢としても知られています。
ワインビネガーはクセが少なくさっぱりとしていて酸味がやや強め。
生野菜にかけたり、カルパッチョに使ったりとシンプルな味付けのものにも使いやすい万能選手といえるでしょう。
米酢
米酢は、1リットルあたり40g以上のお米を使うことで米酢と表示することが出来ます。
また米酢にはアルコールが使われているんですよ。
味はお米の甘みが感じられまろやかな味わいです。
純米酢
純米酢は、1リットルあたり200g以上のお米を使うことで純米酢と表示することが出来ます。
純米酢は、米酢と違いアルコールを使用せず、お米だけで作られています。
そのため、お米のまろやかな香りと旨みが楽しめるお酢なんですよ。
穀物酢
穀物酢は、トウモロコシ・小麦・酒粕を材料に作られています。
また、低価格な穀物酢は米酢と同様にアルコールが含まれているんですよ。
味はさっぱりとしており、煮物などの相性がいいお酢です。
日常で使える「お酢」の使い方14選
柔軟剤代わりにお酢
お酢は柔軟剤代わりに使うことができるんです。
柔軟剤入れにお酢をいれるだけでOK。
水45リットルに対し、お酢50ccが目安になります。
こうすることで洗濯物が柔らかく仕上がり、殺菌・消臭の効果も期待できます。
さらに繰り返しお酢を使って洗濯を行うことで、洗濯槽のカビ対策や洗浄効果も期待できますよ。
化学物質の使用を避けたい方に是非お勧めしたい方法です。
カーペットについたシミにお酢
カーペットの汚れとりにもお酢が使えます。
重曹と合わせて使う方法をご紹介しますね。
重曹を半量の水でといてペースト状にし、汚れた部分に塗り一晩おきます。
そこにお酢1:水1~2で薄めた酢水をスプレーし汚れを浮き上がらせましょう。
最後にスポンジで叩くようにふき取り、自然乾燥させればOK。
お酢は漂白剤としても使用することができ、しつこく残った色素を消してくれます。
食べ物など天然色素に効果的ですよ。
家や車の窓ガラスにお酢でピカピカ
家や車の窓ガラスにつく水垢、これはアルカリ性なので酸性の酢を使うときれいに取り除けます。
酢と同量の水をスプレーボトルに入れよく混ぜましょう。
水垢が気になるガラスに酢水(お酢1:水2)をふりかけ、ティッシュなどを貼り付けて水垢をふやかしていきます。
乾かないようにラップをかけ、30分以上放置。
汚れがひどい場合は半日~1日程度置いておきましょう。
貼り付けたティッシュで汚れを落とし、水で汚れを洗い流します。
最後に乾いた布でからぶきをすればきれいになりますよ。
生ごみやペットのニオイにお酢
生ごみやペットのニオイ対策にも酢が活躍しますよ。
酢水(お酢1:水5)を生ごみにシュシュっとスプレーで振りかければ、ニオイを中和してくれます。
この方法はペットのおしっこ臭対策にも使えるんです。
フローリングなどに垂れているおしっこを拭いてから、シュシュっと酢水を振りかけてふき取ればOKです。
化学物質を使わずに済むのでペットにも安心ですね。
またゴミ袋に生ごみを入れる際にはちょっとした工夫でニオイが抑えられるんです。
同量の水で薄めた酢を染み込ませたキッチンペーパーを底の部分に敷いてから生ごみをいれます。
このひと手間で生ごみのニオイを中和させることができますよ。
子供の落書きやシールはがしにお酢
ボールペンの落書きを落とすときには重曹と酢を使うときれいに落ちるんです。
やり方は簡単。
落書き部分に重曹をふりかけ、その上に酢水(お酢1:水1)を霧吹きで吹きかけます。
すると泡が出て汚れが浮き上がってくるので、それを拭きとればOK。
同じ方法でシールはがしもできます。
キレイにはがせなかった部分に重曹をふりかけ、酢水をシュッシュ。
ぼろ布でごしごしこすると、ボロボロとシールが剥がれます。
しばらく放置したほうが簡単に剥がれますよ。
畳の黄ばみ防止にお酢
お酢の殺菌効果を利用して畳の掃除・手入れもできますよ。
バケツ半分の水に大さじ2杯程度のお酢を入れ、それで雑巾を濡らし硬く絞ります。
あとは畳を目に沿って軽く水拭きするだけです。
お酢を薄めた水を利用して水拭きを行うといぐさ表面に膜ができて汚れのしみ込みを防止する効果があるそうです。
さらに黄ばみの防止にもつながります。
汚れを落とすだけでなく、予防にもなるんですね。
排水管のぬめりやつまりにお酢
排水口のつまりやぬめりはお酢と重曹を使って掃除すると効果的。
ごみ受けの髪の毛やかすなどを取り除き、重曹(約1カップ)をたっぷりと排水口に振りかけます。
そこに電子レンジで人肌に温めたお酢(約200ml)を回しかけましょう。
こうすると泡立ちながら強力に汚れを落としてくれます。
汚れの程度によって5~30分程度放置し、最後に熱湯で重曹や汚れを流し落とせば完了です。
ほおっておくだけで汚れやニオイが取れますよ。
お弁当の腐敗防止にお酢
お弁当を腐らせないためにもお酢を活用しましょう。
キッチンペーパーにお酢を含ませてお弁当箱全体を拭き乾かせば、殺菌効果があります。
また、お弁当に欠かせないご飯は水分を多く含むので細菌が増殖しやすく要注意。
ご飯3合分に対して小さじ1杯の酢を混ぜ込むことで、最近の増殖を防止できます。
お米3合に大さじ1杯程度のお酢を混ぜて炊くことでも同様の効果が期待できますよ。
お酢を活用した料理がお弁当に入っているだけでも腐敗防止効果があるとされています。
ピクルスやあえ物など、酢を使った料理を取り入れるとよいでしょう。
キッチン・レンジ・換気扇の油汚れにお酢
冷蔵庫の掃除には殺菌効果・消臭効果のあるお酢の利用がぴったりです。
酢水(お酢1:水2)、汚れが気になるところにシュッと吹き付けふき取るだけ。
まな板の殺菌にもお酢が使えます。
洗ったまな板をお酢を含ませたふきんでふくだけです。
酢を含ませたキッチンペーパーをしばらくかぶせておくとより効果的ですよ。
これで洗浄効果、雑菌の繁殖予防効果、消臭効果が期待できます。
鍋についた焦げやアクを落とすのにもお酢が使えるんです。
鍋に汚れがつかる程度の水を入れ、その中に水1Lに対して大さじ4~5杯のお酢を入れます。
鍋を火にかけ沸騰したら弱火で10分、その後お湯を捨て汚れをスポンジでこすればOK。
やかんやポットの内部についた水アカ掃除にもお酢です。
水垢が付いている部分まで水を入れ、その中に水の10分の1のお酢を入れます。
沸騰させたあと1時間放置、お湯を捨ててスポンジで水洗いすれば完了。
食品であるお酢は安全で、台所周りの掃除にぴったりと言えそうですね。
洗濯機の掃除にお酢
お酢は洗濯槽の掃除にも使えるんです。
時間はかかりますが、やり方自体はとっても簡単ですよ。
洗濯槽を満水にして、水の10分の1程度のお酢を入れます。
洗濯槽は50L程度の水が入るので、500mlのお酢をまるまる1本入れるくらいですね。
そしていつもと同じように洗濯機をまわし、排水はせずにそのままの状態で1~2時間放置します。
その後、いつも通りに洗濯をすればOK。
半日放置すればさらに汚れが落ちやすくなります。
植物にお酢をかけて害虫駆除
植物の害虫駆除にもお酢が使えるんです。
酢水(お酢1:水5~10)を植物にシュシュっとスプレーするだけ。
表面が濡れているのがわかる程度の量を吹きかけます。
お酢の成分が強いと植物を痛めてしまうのでかけすぎには注意しましょう。
こまめに吹きかけてあげるのがコツです。
お酢は食べ物なので、農薬を使いたくない家庭菜園にはもってこいの方法ですね。
口臭・ワキガ・足のニオイにお酢
口臭やワキガ、足などの気になるニオイにもお酢が効果的です。
口臭にはバルサミコ酢を使ったうがいがおススメ。
コップ1杯のお水に大さじ1杯のバルサミコ酢を入れたものを口に含み、長めにうがいをしましょう(約1分)。
そのあと水で軽く口をゆすげば完了です。
口臭だけでなく歯周病予防にも効果が期待できますよ。
ワキガ、足のにおいなどの気になる体臭にはお酢をお風呂に入れる方法が効果的。
いつものお湯にコップ一杯のお酢を入れるだけです。
お酢に含まれるクエン酸による殺菌効果で雑菌の増殖を抑えることで、体臭を予防します。
さらに入浴により開いた毛穴からお酢に含まれるクエン酸が吸収されると、汗のにおいの原因となるアンモニアの生成を抑えてくれるんです。
体臭全般に効果的と言えるでしょう。
シミ・ニキビにお酢
シミ・ニキビの対策にはリンゴ酢を使った洗顔がおススメです。
シミの改善にはビタミン・ミネラル・アミノ酸が良いとされていますが、リンゴ酢にはそれらが含まれているんです。
また、リンゴ酢にはコラーゲンを作るために必要なビタミンCの破壊を予防する効果があります。
その結果、ハリやツヤのある肌を作ることを助けてくれるのです。
さらにお酢の殺菌効果で、ニキビにも効果が期待できます。
やり方は簡単、洗面器のお湯に大さじ1杯程度のリンゴ酢を入れます。
通常通りの洗顔をしたあとにこのお湯でさっと顔を洗うだけです。
お酢リンス
お酢を使った髪の毛のお手入れ、お酢リンスはとっても簡単です。
洗面器にお湯を張り、そこに大さじ1~2杯程度のお酢を入れてよく混ぜます。
これをシャンプー後の髪の毛全体に行き渡らせるようにし、最後にしっかりとすすぐだけ。
お酢リンスを行うと髪の毛の表面を覆うキューティクルが閉じ、髪の内部に水分や栄養を閉じ込めてくれます。
その結果、サラサラな髪の毛になるんです。
さらにお酢の抗菌効果によって、頭皮の菌の増殖を抑え皮膚トラブルを予防してくれます。
その結果フケを抑える効果が期待できますよ。
この1本だけ常備しよう!万能酢ハーブビネガーの作り方
必要なもの
- お好きなハーブ(適量)
- お酢(リンゴ酢・バルサミコ酢なんでもOK) 好きな量でOK
新鮮なハーブを使う時は一度水洗いをして、キッチンペーパーで水けをとってから使いましょう。
乾燥もちろん茶葉や乾燥ハーブでもOKです。
私は庭にミントがなってたので今回はミントと、穀物酢を使用してハーブビネガーを作りました。
ハーブの量やお酢の量は適当で大丈夫ですよ!
今回私が作ったミントビネガーはサラダのドレッシングや肉料理なんかにもピッタリ♪
その他にも、掃除・防臭スプレー・髪の毛のトリートメントの代わりにもなります。