お麩って実はダイエット食材として「神」レベルに優れた食品!
だけど、お麩って何から出来ていて、なぜダイエット食材に適してるのか知らない人も多い。
そこで、今回は意外と知られていない「お麩」の原材料・栄養・健康へのメリットについて調べてみました。
- お麩っていったい何?原材料は?
- お麩には焼き麩と生麩があるって知ってる?
- 地域によってお麩の形は違う
- お麩の栄養と健康メリット
- お麩の栄養を最大限に引き出す食べ合わせ
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お麩っていったい何?原材料は?
まさえ
お麩が小麦から作られているなら、パンやうどんとは何がちがうの?って疑問に思いますよね。
実は小麦からでんぷん質を取り除いた「グルテン」という物質から作られています。
グルテンとは「粘り」をもつ性質をもっています。
特にグルテンの割合が多く入っている強力粉なんかからでんぷんを取り除き、お麩が作られているんですよ。
【お麩の原材料】
お麩には焼き麩と生麩があるって知ってる?
「生麩」は、グルテンに小麦粉や餅粉などをつなぎとして使い、茹でたもので、そのままお醤油に付けて食べても美味しい。
色鮮やかなで見た目も可愛い物が多く、触感がモチモチして子供も大人もハマる食感♪
「焼き麩」は、生麩を焼いて乾かしたもので、精進料理で肉の代わりとして料理に使ったり麩菓子としてお菓子でも人気だよね!
▼人気な生麩はこれ▼
▼焼き麩▼
地域によってお麩の形は違う
地域よってお麩の見た目は全然違くて面白い♪
ドーナッツ型タイプのお麩
ドーナッツ型のお麩は棒に巻いて焼いたものを言います。
各地域でつくられ、1~3層巻きにして作られているんだよ!
しかもドーナッツ型のお麩には3種類あり
- 「車麩」といわれるものは2・3層になっている物が多く、生地はきめ細かく少し固めの食感。
- 「銭麩」は小さいめの車麩で、小車麩とも言われているよ。
- チャンプルー麩(1層巻き)沖縄でよく見かける形状のお麩で、棒状で売られているよ。
▼車麩はこれ▼
板版タイプのお麩
板麩は車麩のように棒で巻いたものを潰して平にしたもの。
他にも板麩を刻んだ「きざみ麩」というのもあり、良くお吸い物に入っている。
▼板麩▼
小口切りタイプ
スーパーなどで良く売られているタイプ。
小さくふんわりしているので使いやすい♪
小町麩:全国的に有名なお麩でスーパーなどに置いてある。
ちくわ麩:ちくわのように穴が開いてある。
棒麩:小町麩より少し大きく、棒状になっている。
などがあります。
▼小町麩▼
丸タイプ
もち麩:モチ粉をつなぎに使っているのでモチモチした食感。
あられ麩:1~2cmほどの小さいお麩。
まんじゅう麩:新田麩(しばたふ)とも呼ばれており、半球型をしている。
▼もち麩▼
四角タイプ
型に入れて全面を焼いているので噛み応えがあるのが特徴。
地域によって名前が異なります。
角麩:福井や名古屋で馴染みの麩。
すきやき麩:小さめの長方形で一口サイズ。
丁子麩(とうじふ):運搬しやすさを考慮して作られた形で割って使う。
▼角麩▼
飾りタイプ
細工麩といい、梅・さくら・松茸・三つ葉などの形に見立てた可愛いお麩。
▼細工麩▼
その他の乾物麩
すだれ麩:生麩をすだれ状に伸ばしたもの。
油麩:棒麩を油で揚げたもので、中華がゆとセットで食べられることが多い。
▼油麩▼
お麩の栄養と健康メリット
お麩といったら精進料理に欠かせない栄養豊富食材の1つ。
低脂肪・低カロリーなので、ダイエット食材としても役立ちますがお麩の凄さはそれだけではないんです。
お麩は筋肉のエサとなるたんぱく質が豊富で、さらにアミノ酸も含まれています。
他にも免疫力を高めるグルタミン酸や、ナトリウム・カリウム・カルシウム・リン・鉄分・亜鉛など、美容に欠かせないミネラルが豊富なんですよ♪
でも、グルテンって体に悪いんじゃないの?問題
最近「グルテンフリー食」が人気になっていますが、グルテンに過敏に反応するセリアック病でない限りグルテンフリー食にするメリットは少ないと言えます。
ただ、食べすぎたり輸入小麦粉には注意が必要!輸入小麦粉が良くない理由は下の記事を見てね。
この記事の「市販の「きな粉」は怪しさ満点」という内容に小麦粉の事も書いてあるよ!
「グルテンフリー食の方が健康にいい」という話は誰でも耳にしたことがあるよね。
実際にグルテンフリー食品っていっぱい売ってる。
でもね、セリアック病の人がグルテンフリー食で健康になることは分かっているのだけど、セリアック病でない人がグルテンフリー食をしたから健康になるという研究発表はされていないの。
さらに、心臓外科医として有名なArthur Agaston医師によると
ほとんどのグルテンフリー食品には、体に悪いとされている「飽和脂肪」「砂糖」「ナトリウム」が多く入っている。
それにより、血糖値上昇や中毒性を引き起こすのでグルテンフリー食品がいいとは言えない。
他の研究によるとグルテンフリー食を続けることで、葉酸・鉄分・ビタミン・カルシウム・亜鉛の欠乏を引き起こす場合があるという結果に。
▼Arthur Agaston医師出版の本▼
お麩の栄養を最大限に引き出す食べ合わせ
お麩は他の食材の成分を吸収し、保持しやすい特徴を持っています。
お麩+卵 | コレステロール・中性脂肪の排泄 | お麩の主成分であるグルテンには、肝臓についた脂肪を排泄する酵素を活発にし、卵はグルテンの吸収率を高めてくれる。 |
お麩+大豆 | バランス食 | 大豆食品には、お麩に少ない必須アミノ酸やカルシウムが補われるので、栄養バランスがとれる。 |
お麩+オイル(油) | かぜ予防 | 油は、お麩に含まれるグルタミン酸とともに細胞の働きを活発にしてくれるので、免疫機能を高めてくれる。 |
お麩+魚・鶏肉などの肉類 | 美肌効果 | 肉類に含まれるビタミンB6とお麩を一緒に摂取することで、美肌効果がアップする。 |
お麩+主食 | ダイエット | 白米・パン・麺類の代わりにお麩を使うことで糖質をカットするだけでなく、保水力が高いため満腹感も維持できる。 |
まさえの独り言(結論)
お麩は低カロリー・高たんぱく質で栄養満点なので体にいい食品の一つといえます。
グルテンが含まれることで心配する人も多いけど、よく考えてみて!
日本人は昔っから「お麩」を食べていて、世界一の長寿の国なんだよ!
もちろん小麦粉アレルギーの人やセリアック病の人ならグルテンは控えた方がいい食品。
だけど、決してグルテンを多く含む「お麩」は体に悪い物でないって事を覚えておいてね♪
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